みんと

そして、デブノーの森へのみんとのレビュー・感想・評価

そして、デブノーの森へ(2004年製作の映画)
3.5
素敵なタイトルとジャケに惹かれて鑑賞するも、予想以上にエロティック・サスペンス。
う~ん、エロティックに傾き過ぎてサスペンスが弱い印象を受けた。もうひと息毒が欲しいと言うか。

凄く題材的にも魅力的だし、素人目に見ても、いろいろ脚本も練られて然りな気がするだけに余計な期待が仇となったのかなぁ…?

表情から既にエロス剥き出しのどろっどろな展開。ミステリアスで妖艶、主演のアナ・ムグラリスのフェロモン炸裂。そしてやけにサスペンスフルな音楽。諸々あってのラストまでの引き込み力は素晴らしい。

ただ、ん?ん?んんん?ひたすらふわっとし過ぎてメリハリに欠けた感じ。フランスっぽさが邪魔したと言うか。

個人的に満足度が高かった『ローマに消えた男』と同監督ロベルト・アンド作品。とは言え今作に関してはストーリーは正直もう一歩、但し雰囲気はやっぱり好み!
みんと

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