みんとさんの映画レビュー・感想・評価

みんと

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一寸先は闇(1971年製作の映画)

3.8

クロード・シャブロル監督の犯罪ミステリー。

不倫の果ての倒錯した情事がもたらした殺人事件をきっかけに、夫婦の関係が少しずつ思わぬ方向へ展開していく様を描いていく…

罪と許しの狭間で苦悩する中年男性
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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

う~ん、しっかり社会問題(移民問題)に切り込んでるんだけどあざとく感じてしまった。

号泣するはずのラストで冷めてしまったのは正直残念でしかなかった。

ムーディな音楽とか、エモさはいらない。
諸々、
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少年と自転車(2011年製作の映画)

3.8

久々のダルデンヌ兄弟作品を鑑賞。

父親から育児放棄された孤独な少年が、週末だけの里親となった女性と出会い成長して行く姿を描いたヒューマンドラマ。

あ~コレコレ、鑑賞後にぽつんと置いてかれる感じが蘇
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めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

3.7

死生観が深い作品だった。

バージニア・ウルフの名作小説「ダロウェイ夫人」をモチーフに、異なる時代に生きる3人の女性がそれぞれ迎える運命の1日を描いた文芸ドラマ。

生きる事の苦悩と尊厳を群像劇として
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.1

ロシア国内の反体制派から支持を集める政治活動家ナワリヌイ氏を追ったドキュメンタリー。
まるで秀逸なスパイ映画のような作品だった。

2020年の夏、飛行機で国内を移動中のナワリヌイが猛毒の神経剤「ノビ
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野獣死すべし(1969年製作の映画)

4.5

クロード・シャブロル監督のサスペンス・スリラー。
幼い息子を轢き逃げした犯人への復讐にとらわれた父親の執念を描く。

原作は詩人セシル・デイ=ルイス(ダニエル・デイ=ルイスの父)がニコラス・ブレイク名
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肉屋(1969年製作の映画)

3.9

ヌーヴェルヴァーグを代表するクロード・シャブロル監督が、自ら脚本も手がけた異色スリラー。

インパクトのあるタイトル『肉屋』。
音楽を筆頭にひたすら不穏さが漂う作品だった。更にはまさかの戦争映画(PT
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.8

“甘さゼロ”はここまでだったとは!
カッコ良さが際立つ作品だった。

逃がし屋(ドライバー)と、彼を追う刑事の戦いを描いたクライムカーアクション。

笑顔もゼロ、ロマンスもゼロ、ゼロゼロ尽くしだし躊躇
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ビジョンズ・オブ・ライト/光の魔術師たち(1992年製作の映画)

4.0

とても興味深かった。
映画音楽、映画音響の世界もそれぞれ興味深かったけれど、撮影(特に光)について深掘りした今作は個人的に更に前のめりだった。

沢山の有名撮影監督が登場し、エピソードや想いを語るけれ
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わんぱく戦争(1961年製作の映画)

3.8

南フランスの田舎を舞台に隣接する2つの村の子供たちが繰り広げる抗争(戦争ごっこ)を軽快なタッチで描き、当時のフランス社会を風刺した名作コメディ。

なんと言っても、ちびジビュスの顔!
デジタルリマスタ
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陽だまりハウスでマラソンを(2013年製作の映画)

3.7

人生100年時代を生きるヒントが詰まった作品だった。

妻と老人ホームに入居したオリンピック金メダリストの元マラソン選手が再びフルマラソンに挑戦する姿を描く人間ドラマ。

老人ホーム問題は勿論、夫婦愛
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.3

シャンタル・アケルマン監督を初鑑賞は、やたら長いタイトルが気になる今作。
一時期TLを賑わせてた時に大きくアンテナが振れ、コレはいつか観る!と決めてた。

いや~全く予想外の展開。ここで終わるか!余韻
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フリック・ストーリー(1975年製作の映画)

3.7

『ボルサリーノ』のジャック・ドレー監督作品。コチラはアラン・ドロン×ジャン=ルイ・トランティニャンの豪華共演。

フランスの犯罪史上、最も凶悪なギャングと言われるエミール・ヴュイッシュを追う敏腕刑事の
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殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

4.0

スティーヴン・フリアーズ監督の犯罪ロードムービー。

強盗仲間を裏切りスペインに隠れ住む男と彼の元へ送り込まれた2人のヒットマン。そして運悪く巻き添えになった1人の女。それぞれの思惑が交錯しながら、奇
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ボルサリーノ(1970年製作の映画)

3.9

贅沢感がプンプンするアラン・ドロン×ジャン=ポール・ベルモンドのギャング映画。

マルセイユを舞台に、2人の男の友情と暗黒街でのし上がって行く姿を描く…

いや~もうカッコイイ~!楽しい~!
軽快なテ
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天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.8

あなたは何故クリエイティブなのですか?

世界一流企業のCM制作に携わり、作家としても活躍するハーマン・ヴァスケ監督が、その答えを探るべく世界中を訪ね歩き取材したドキュメンタリー。

カメラとスケッチ
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.8

ドラッグを扱った映画は概ねスタイリッシュなイメージ。そして個人的には手強いジャンル。なので、なかなか手が伸びないのだけれど有名なので鑑賞。

いや~その中でも最高峰なだけに容赦ない!容赦なさすぎて心が
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間奏曲はパリで(2013年製作の映画)

3.9

素敵だった~思いがけず良作だった。

畜産農家の奥様なんて最も似合わないイザベル・ユペール。牛の出産に立ち合い夫と農場仕事…

若きイケメン パリジャン登場に、コレは年の差ロマンス?ドロドロ系?やっぱ
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ハスラー(1961年製作の映画)

4.0

トム・クルーズの続編のイメージをぼんやり頭に描きながら観たら、まさかのモノクロ。しかもボール・ニューマンが若くてめちゃくちゃカッコイイ作品だった。

今更だけど、断然こっちが好き!

通して間の美学と
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

4.0

健気に強く生きる子供達から大切な事を教えられた気がする。驚きと感動が押し寄せてくる。

道無き道を何時間もかけて通学する4人。それぞれ異なる環境に暮らす彼らの通学風景を追ったドキュメンタリー。

ケニ
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.3

56歳の若さで映画監督からの引退を表明したハンガリーの巨匠タル・ベーラが、4年の歳月をかけて完成させた7時間18分の大長編。

経済的に行き詰まり終末的な様相を纏ったハンガリーのある田舎町。そこに1年
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イギリスから来た男(1999年製作の映画)

3.8

ソダーバーグ監督のクールでスタイリッシュな犯罪映画。

英国からロサンゼルスに来た男が娘の死の真相を探る… 至ってシンプルなストーリー。

… なんだけど演出が独特だった。カッコ良さに繋がるちょいちょ
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永遠の人(1961年製作の映画)

4.3

スコアの高さと気になるワードが並ぶレビューたちに興味津々で鑑賞。

コレは凄い!凄すぎる!衝撃作だった。

時代的にもストーリー的にも不似合いとも思えるフラメンコギターが先ず斬新!掛け声のような歌も独
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ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版(1989年製作の映画)

5.0

オリジナル版を2ヶ月前に再見したばかりなのに、どうしても観たかった!
念願の完全版をやっと鑑賞。

あ~やっぱり、またしても涙腺が緩みっぱなし。モリコーネのオープニングから一気に映画の世界に引き込まれ
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パトリス・ルコントの大喝采(1996年製作の映画)

3.8

パトリス・ルコント監督のコメディ作品。

ある一座の地方巡業に参加した3人の老俳優などが繰り広げる珍騒動を笑いたっぷりに描きつつ、演劇への想いが溢れ返った人間讃歌でもあった。

J・ロシュフォール、P
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アナザー・カントリー(1983年製作の映画)

3.7

1930年代のイギリスのエリート校を舞台に、同性愛や共産主義に傾倒していく学生たちを描いたコリン・ファース映画デビュー作。

主演は本作の舞台版での演技が評判となったルパート・エヴェレット。スラッと長
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Dearダニー 君へのうた(2015年製作の映画)

3.7

個人的には今一歩ノリ切れない序盤、中盤…
いやいや、ラストで根こそぎ持ってかれた!と言うかチャラされた。締め方としてはパーフェクトじゃないかな?

ジョン・レノンが新人ミュージシャンに宛てた一通の手紙
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アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

4.2

A・G・イニャリトゥ監督の長編デビュー作。

ある交通事故を介して絶妙に交錯する3人の人生を時間軸を前後させながらオムニバスで描く型破りな人間ドラマ。

兄嫁に恋した若者、脚を骨折した美人モデル、そし
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ホンモノの気持ち(2018年製作の映画)

4.0

あ~思いがけず涙してしまった。
コレは究極のラブストーリーじゃないかな。

AI(レア・セドゥ)とAI開発者(ユアン・マクレガー)とのSFラブストーリー。
予想通り、ありがちなストーリーでもあるんだけ
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

2018年タイの洞窟に取り残されたサッカー少年ら13人の救出劇をロン・ハワード監督が映画化。

本当のヒーローはスーパーマンのような特別な力も特殊な能力も必要ない。まさに身近に存在するヒーロー達のお話
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未知への飛行(1964年製作の映画)

4.4

あああああぁぁぁぁ…

久々に言葉が見つからない。

久々に味わうこの無力感と絶望感。

心臓のバクバクが収まらない。

まるで不快な電子音が永遠に続くかのよう。

米ソ冷戦時代を背景に核戦争の危機を
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トッド・ソロンズの子犬物語(2015年製作の映画)

3.5

トッド・ソロンズ監督初体験。
コレじゃないのは重々承知だったしイヤな予備知識も入ってた。
でも、もしやイケるかも?ちょっとだけ覗いてみよう、無理ならやめちゃえ、くらいの気持ちでチャレンジ!

決して1
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ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.6

ギャスパー・ノエ監督を初体験。
いや~さんざん噂には聞いてたけど、想像の上の更に上を行くとんでもない映像体験。

チカチカ、パチパチ、永遠に続くんじゃないかと思える斬新なアート。具合が悪くなるかと思っ
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スザンヌ、16歳(2020年製作の映画)

3.9

サンドリーヌ・キベルランと、ヴァンサン・ランドンの娘、20歳の超新鋭スザンヌ・ランドンが脚本、監督、主演を務めた作品。
ヌーヴェルヴァーグを継承しながら新世代の感性を融合させたと言う話題作でもある。
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

4.0

ミュージカルのイメージが強い今作。
今更だけど知らなかった!元はドラマだったなんて!!

ドラァグクイーンが倒産の危機に瀕した老舗紳士靴店の再建に一役買う、実話に基づくヒューマンドラマであり、会心のコ
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アンジェラ(2005年製作の映画)

3.7

リュック・ベッソン監督作品ではイメージにない全編モノクロ作品。

ただ、やっぱり らしさは全面に溢れてる。スレンダーでスタイル抜群のヒロインなんていかにも!あ~らしいなぁ…

序盤の橋のシーンは先日観
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