しょたーん

おおかみこどもの雨と雪のしょたーんのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.0
毎週金曜ロードショー、毎週見ています。ありがとう日テレさん。毎週金曜日が楽しみですよ。

狼人間の男と結ばれた花は女手ひとつでおおかみこどもの雨と雪を育てていく。天真爛漫な雪は人間社会に溶け込んでいくが、引っ込み思案な雨は次第に山にのめり込んでいく。狼人間との出会いから子供たちの巣立ちまでを描いていく。

音楽がもはや南アルプスの天然水のイメージになっているので、どうしてもサントリー繋がりで伊右衛門の藤井聡太棋聖がフラッシュバックしてしまいます。舌足らずで気になりますね。

雨と雪はそれぞれ対照的に描かれているけれど、どちらも自分が認められる場所が欲しかったのだと思います。自分で模索しながら居場所を見つけてて素敵。藤井聡太さんも将棋に自分の居場所を見つけて、羽根を伸ばしました。すみません、藤井聡太さんがフラッシュバックしてしまいました。

この作品は明確な敵というものがなく、田舎の良い面が描かれているのでとっても安心してみていられる。最初観た時は、きっと韮沢のおじいちゃんに雨と雪が狼だとバレて撃たれて終わるのかな、、、とか思ったけど杞憂でした。あと、韮沢のおじいちゃんが途中で病に倒れてしまう、、、みたいな分かりやすく泣ける展開がないのもストーリーが複雑にならなくて好感度高いです。

相互扶助の考えが強い田舎で韮沢のおじいちゃんみたいな心強いサポーターが、余所者の花さんにとってどれだけ支えになったことか。。。雪深く自然の多い物語の後半の舞台は富山県上市町で、花さんたちが住んだ家も実在するとか。ちなみに、藤井聡太さんの趣味は各地の積雪量のチェックだそうで、きっと上市町の積雪量も確認されているんでしょうね。

これ以上は藤井聡太さんの話になりそうなので、もうやめます。サントリー製品を買って応援します。
ありがとうございました。