ルパン3000世

おおかみこどもの雨と雪のルパン3000世のネタバレレビュー・内容・結末

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

人間とオオカミのハーフである2人の子供、「雨」と「雪」と、その2人の母親のお話。
母親は人間である。3人の母子家庭ストーリー。

映画タイトルになっている、「雨と雪」は作中の登場人物の名前である。

冒頭、少しあとから雨と雪は人間の世界、人間社会で母親といっしょに暮らしていく。
その中で人間とオオカミのハーフであることを悩みながらも、オオカミ、つまり自然の中で暮らしていくか、人間社会で人間として生きていくのかを選択していく。

母親はそんな2人を見守り、2人にとってどういう選択が良いのか思考し、母親も2人の選択に対し、自分も選択する。
自分の考えを悩みながらも押し付けない。

その母親の姿勢、行動原理の根本にあるのは、2人に対する「愛」以外なにものでもない。

2人が人間とオオカミのハーフだろうが、
仮にハーフではなく、純な人間として生まれようが、純なオオカミとして生まれようが、

作中にでてくる母親は、
子供2人の考えや選択を否定せず尊重しただろうと思う。かついっしょに暮らしたい、いっしょにいたいという姿勢を押し付けない。

その母親の姿勢に感動しました。

もしかしたら母親だったら当たり前の感情かもしれませんが。
ルパン3000世

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