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おおかみこどもの雨と雪のchikawoのレビュー・感想・評価

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
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またもや職業病視点で観てしまった。
田舎に転入したら児童福祉の対象家庭から外れてしまったのは行政の連携不足やんなー。それでうまくいきましたって、日本の行政って悪者なのか?児相の人の言ってることはもっともだったぞ。それが敵として扱われてて、なんだかなーと思います。
身寄りもないただの学生の女がほぼ身分不詳の男の子ども妊娠して結婚して年子こさえてってオオカミとか関係なく普通に心配だ。死別後はこれまた謎の貯金だがそれで食い繋ぎながら「普通ではない」子どもを育てるって、発達障害児とかでも全然ある話では。それであんな健気に子育てしてるお母さんっているん?健常児育児だっておおごとなのに、オオカミ子ども2人って発狂するんちゃうん?この母を聖母として描きすぎててとても居心地が悪いです。そんなきれいごとない。
世間から受け入れられない人が社会で生きていくって主題にするんならオオカミである必要なくないか。そのくせ行政とか地域とかそういうめんどくさい外部との関係を遮断して、よくしてくれる人たちだけに囲まれて幸せになれるって、ファンタジーで幼稚だし、結局主題の回収にもなってないやんけー
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