細田守作品見たくなったのでこの映画をもう一度見た。昔映画館で見て以来?チラッとはテレビで見たかもしれないけど。
シングルマザーがオオカミと人間のハーフの子供、雨と雪を育て上げる映画。
まず発想からとてもいいなと思った。普通のワンパクな人間の赤ちゃんならば奮闘する姿を見てもそれが普通だと思われることが多いかもしれない。でもおおかみこどもとして描写されると子供という存在が管理することなど到底不可能で異質であるということがありありと伝わり、子育ての大変さが身に染みて感じてくる。
都会は冷たく、田舎は優しい。という監督の目線が伝わってくるが、田舎暮らしが分からない自分にとって本当にそうなのか知りたいなと思った。
離れていくことの寂しさを押し殺して、好きに自分の道を生きてと願う花はとても強い。そして自分もそういう風な考えを持っているのでこの気持ちを忘れないでいたい。
雨と雪が成長するにつれて、それぞれの生き方を見つけ出していく展開。美しい映像や、序盤のおおかみおとこと花との馴れ初めのシーン含めて、とても良い映画だとおもった。