たつきっくす☆

おおかみこどもの雨と雪のたつきっくす☆のネタバレレビュー・内容・結末

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

泣いた、本当に。
小さい子どもを持つ親には心に響く大変良い作品だと思う。
父親を亡くし、都会で母の手一つで二人の子どもを育てるのは相当辛いでしょう。子供が吐いたり、夜泣きしたり、まさに子育てしてる親にはその大変さが身に染みてわかる。ニグレクトや虐待の疑いをかけられる、近所から苦情があるのもリアルです。
地方に引っ越し、畑仕事やボロ屋を立て直す、それはとても大変なのに、一人で始める。やがて周りの人に手伝ってもらえるが、その勇気と行動力に脱帽。
雨と雪、それぞれ人間になりたい、狼になりたい、二人とも違う道に歩もうとしてる。その対照的な表現もよかった。
雨が狼として、森の中に入ってしまう、それを追いかける花、でも、最後は、雨の旅立ちを祝福し、お別れを言う、涙が止まりません。
子どもが可愛くて仕方ないけど、いつか自分の道を見つけて、離れてしまうその寂しさ、なんとも言えません。
いままさに子育てをしてる世代にみてもらいたい作品ですね。
ただただ感動、久しぶりに泣きました。