Sugi

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲のSugiのレビュー・感想・評価

4.1
スターウォーズ旧3部作の第2作目。
旧三部作の中では一番良いと聞いて鑑賞したが、4の「新たなる希望」に比べるとだいぶ良かった。
ストーリーの位置づけで言うと、アニメ「NARUTO」の主人公ナルトが六道ペインとの戦いに備えて妙木山で自然エネルギーを体に取り込み仙術チャクラを練る修行に励む間、木ノ葉の里では仲間達がペインと死闘を繰り広げる、という場面と構図がそっくりである。
フォースは外界の石や木にも存在しているらしいので、まさにNARUTOでいうところの自然エネルギーと合致している。スターウォーズではフォースの扱いを誤ると悪の面に取り込まれるが、NARUTOでは自然エネルギーを吸収しすぎると蛙化した。
岸本先生も漫画の著者欄の所でスターウォーズについて語っていたような気もする…もしかしたらこの映画から着想を得ていたのかもしれない。

本作は第一作から際立っていたキャラクターの個性や特徴がやはり素晴らしく、主人公ルークだけでなくハン・ソロ、レイア姫、C3、R2、チューバッカ、、など主要なキャラ全員に愛着が湧き、どのキャラも死んで欲しくないと思えるほどよく描かれている。そこが本シリーズにおいて本当に良く出来ていると感じている。

あとヨーダがCGではなく、特殊メイクが施された動く人形で登場しているのは少し味があって面白かった。CGのクオリティも前作よりかなり進歩していて、変な違和感が緩和されていた。

一方でアクションも多少は改善されているが、まだ少し迫力に欠ける印象。チャンバラも少しアクティブになったものの銃撃も帝国軍のザコキャラにだけよく当たるしそこだけはちょっと残念。

旧三部作ラストもすぐに見ようと思う。
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