トノモトショウ

反撥のトノモトショウのレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
2.0
ドヌーヴを美しき異常殺人鬼に仕立て上げるための物語のように見え、極端にフェミニズムに傾倒したテーマを描きながらも、彼女の敵として登場する男達と同様の下品な視点を持っている。それくらいドヌーヴの美貌が際立っている証拠でもあるのだが、当時のポランスキーには彼女を恣意的に映し出す力量がなかったのだと思う。