彼女のコップ♀には歯ブラシ♂が挿れられている。肥大化する嫌悪と共に伸びるジャガイモの芽。不快さが増すと共に腐り、ハエが湧く兎肉。彼女の心と供にひび割れる壁やクラッカー。反撥し合った欲求と嫌悪はキャロ…
>>続きを読む✓精神崩壊の美学
ひとり残された妹が見る幻覚がシュール。周囲の冷酷な扱いが閉塞感を助長し、隠喩巧みな演出がゆっくり静かに狂気を誘う。殺しのシーンはおどおどしつつも突飛で、まったく心が読めないヤバい…
監督の『ローズマリーの赤ちゃん』は大分前に観ました。
女性が誰しも多少経験したことある男性への嫌悪感。プラス幼少期のトラウマがあって、毎晩姉が隣でギシギシやってたらそりゃ病みます。
病んでいく過程が…
神経衰弱の女性主人公といい壁から突き出す大量の手といいこれは『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のおそらく元ネタではないか。ポランスキー映画では『水の中のナイフ』も微妙な力関係の変化によって破局を匂…
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ラストシーンで彼女の根本のトラウマ原因が示唆される。なぜ彼女が女性が多いエステサロンを職場に選んだのか、なぜ自分と姉の家に男性が入り込むのを嫌がったのか。姉と男の情事を隣の部屋で聞きながら、徐々に…
やっぱね、『ローズマリーの赤ちゃん』を観たら『反撥』も観なきゃいけないですよ。これはトイレの後は手を洗うぐらいのマナーなわけです。
この2つの筋としては、外的圧力が原因で内的崩壊が起こる、その過程…