モノクロ映像が無駄な情報を削ぎ、現実と妄想を曖昧にしていて良い。カトリーヌ・ドヌーヴの美しさがモノクロのサイコホラーに映える一方で、ポランスキーの背景を知っていると違った意味で恐怖を覚える。
外的目…
なぜ殺たし
これはあかん、合わなかった
白黒映画が観れるようになってきたと言っても、それは"分かり易くテンポの良い作品が多いから"ってのもあったんだけど、『反撥』は序盤からテンポが格段に悪く、…
始まりも終わりも目(視線)のクローズアップ。
キャロルは父に性的虐待を受けていたのであろうことがラストカットで明らかになる。
幻覚シーンの共通点から何となく察しはつくものの、あまりにもやるせないし悲…
トライアンフのオープンにドゥヌープは、まったくスタイリッシュでフォトジェニック。若き女性の心理描写はロマン・ポランスキー監督らしい独特のタッチと映像で展開してゆく。この時代にギミックを凝らした映像を…
>>続きを読むロンドンで姉と暮らすキャロル。姉が妻子持ちの男を毎晩連れ込むことに嫌悪感を抱き、同時に男性への恐怖を募らせていた。ある日、姉がその恋人と旅行に出発。一人になったキャロルは、情緒不安定になり、少しずつ…
>>続きを読む妻帯者と不倫する姉に嫌悪感を抱き、次第に男性に不信感を持つようになったカトリーヌが精神を病んでいく話
後半はほんのりサイコホラー
登場する男性たちが基本クソい。バーでの会話なんかクズっぷりが全力で発…
男性恐怖症の女性がどんどん狂っていく話。
毎日毎日姉が連れ込んだ男との情事音を聞かされて神経がすり減らされていき、そこから男性恐怖症を加速させて幻覚に襲われる様子をエキゾチックな映像とSEで見せて…