いとまる

反撥のいとまるのレビュー・感想・評価

反撥(1964年製作の映画)
3.6
カトリーヌ・ドヌーヴが内向的で男性恐怖症の美女役。
毎晩姉と不倫男との情事を聞かされ、病んでいく主人公。
病み度が加速していくにつれて、妄想と現実がわからなくなって行く様が怖かったなあ。

あまりBGMがないがために、時計の音や外で遊んでいる子供達の声など、生活音がよく聞こえてくるあの現象はリアル。
カトリーヌ・ドヌーヴの美しい瞳のアップから始まり、最後は少女時代の写真の虚ろな瞳で終わる演出はポランスキー監督の好みなんだろうなあ。
ストーリーは好みではないが、演出とかは好きな作品でした。
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