ししまる

コピーキャットのししまるのレビュー・感想・評価

コピーキャット(1995年製作の映画)
3.3
1995年の犯罪サスペンス。主役は犯罪心理学者ヘレン(シガニー・ウィーバー)。サンフランシスコで起きた連続殺人が過去のコピーキャットと突き止め、市警の捜査に協力する話。コピーキャットは模倣犯の意味で語源は諸説あるようだが、catは古い俗語で奴、男という意味がある。過去の事件はジェフリー・ダーマー、テッド・バンディら実際に起きたもの。
公開時以来の再鑑賞。25年以上経ってるので古さは否めないが、当時はプロファイリングによる捜査がそこまで知られていなかった。ヘレンは過去に講演後に襲われトラウマから部屋に引きこもっている設定。対して市警の面々はあり得ない無能ぶり。モナハン(ホリー・ハンター)、ゲッツ(ダーモット・マローニー)は二人とも捜査能力が低いのに、初対面のヘレンに横暴、無神経な態度を取る。警備の警官は無防備に現場を離れるし、署長ら幹部も何も考えてない。2時間ちょっとの作品でウィーバーの独壇場。ラストも察しはついてしまうが、製作年代を考えるとまずまず。最後は続編を企図したシーンで終わるが作られないまま。
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