人種間の緊張高まる1990年代のアメリカで、いがみ合う生徒たちと真摯に向き合い続けた教師のお話。
これがほんの20年前かよ……というくらい、高校生の生活は荒み荒れまくり。自分の大切な家族や友達を他人種グループに殺され奪われるような経験を、クラスのほとんどが一度ならずしているという、今では信じられないようなクラス…。
このクラス担任になった新米教師のミスGは折れない。超強い。生徒を信じて、必要なものを考えて、教える。本を読むこと、書くこと、知ることの強さを生徒たちも理解し始めて、だんだん変わるクラス。
公民権運動をはじめ、自由や平等のための大きな動きは誰もがお話では知ってるけど、実際にはその大きな変動の後の歪みの中で苦しんだり戦ったりした人もいて、そういう人たちの戦いの上に私たちの生活はあるんだな、なんて考えてしまった。
なんにせよ名画！
