ここにーる

JAWS/ジョーズのここにーるのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
4.0
脳内では既に直太朗の♪夏の終わりが流れていたというのに足先は盛夏を味わうべく池袋新文芸坐へ。思えばジョーズをスクリーンで観るのは初めてで、当然だがやはり家の21型で観るのとは迫力が雲泥の差。音もズーズンズーズンと盛大にジョン・ウィリアムズ、メチャクチャいい。シャークアタックのまず最初のギャルが印象的だけど最大に可哀想なのは二番目の犠牲者の少年だという…。遺族の母親からコンコンと責められていたが、ロイ・シャイダー演じる署長が少し気の毒。船の中で男三人が酒を酌み交わしスペイン女がどうたらと野卑な面で歌い合うシーン、あそこが大好きだ。後半は瞬き不可のスペクタクルアクションでホラー要素も含めて実はヘミングウェイの〈老人と海〉テイストも感じられるまさに文芸坐の名に相応しい夏の傑作選だった。今さらながらの『E.T.』との2本立。