今観ても全く色褪せない演出力!!
筋書きがしっかりしてるからでしょう。
サメによる殺人事件が発生
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海水浴で成り立っている地域なので、遊泳禁止になると困る
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さらに死傷者が増える
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仕方なくサメ退治へ向かう
サメと戦わなきゃいけない理由があり、そりゃそうするしかないよな…と観客もすんなり入り込める。
サメの恐怖がジワジワくるのが見事。
サメかと思いきやただの水泳帽だったり、子どものイタズラだったりを挟む事で、ハラハラドキドキの緩急をつけているのには何度観てもやられちゃいますね。
サメが後半になるにつれ、全貌を表してきます。
こんなに巨大なの!?っていうのを主人公たちと共に体験。
血気盛んに溢れる単細胞船長のおかげで、陥らなくても良さそうなピンチにどんどん落ちていきます。
リーダーが無能だと困る典型。
狭い船の中、できることは限られるけれども、一つ一つ丁寧に描写してくれるので、状況が把握しやすいですね。
情報量は多いほど良い映画ってわけではありません。逆に少ない限られた要素の中でどう面白くするか、練られた映画の方が巧みだと思えます。
僕が生まれる前の映画ですが、名作と言われるのは、確かな何かがありますね。
※リチャード・ドレイファスが出ててビックリ!!若い!!