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ローズ家の戦争のネットのレビュー・感想・評価

ローズ家の戦争(1989年製作の映画)
3.0
加藤幹郎がこの作品がスクリューボールを終わらせたみたいな旨のことを『映画ジャンル論』で書いていた(書いていたはず)ので見た。物語は確かにスクリューボールコメディ的だが、いかんせんテンポが悪すぎる。2時間もかける内容ではない。とはいえ、最後の二人きりの決闘でトラップハウスものへと変化するのは面白い。ラストの手に絶望する。
藤井仁子は『ゴーンガール』のことを現代のスクリューボールコメディ映画だと書いたが、今作は明確に『ゴーンガール』に繋がるような映画だった。ロマンティックラブイデオロギーというある種のファンタジーのその後。ダニー・デヴィートの出演や雪の降る街というセットに、バートン『バットマン・リターンズ』のファンタジー感も重ねてしまう。
子供にお菓子を食べさせると太るぞ→次のシーンで子供が太ってる。本当に意地悪で酷いキャスティング。
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