juno007

世界の中心で、愛をさけぶのjuno007のネタバレレビュー・内容・結末

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

涙腺崩壊。
懐かしのカセットテープ。
ロケ地の香川・庵治町へ行ってみたくなった。


「あのねえ、さく。キスっていうものは夢を語ったりしながらするものなのよ」

「シゲ爺の恋は、実らなかったからこそ、きょうまで長続きしたんだと思うの。一緒にいたら嫌なところとか目にするじゃない。最後には好きじゃなくなってたかもしれない。でも、私はどんどん好きになっていくって信じたい」

「人が死ぬってのはえらいこった。思い出、面影、楽しかった時間がシミのように残る」「天国ってのは生き残った人間が発明したものだ。そこにあの人がいる。いつかまたきっと会える。そう思いてえんだ」「残された者にできるのは、後片付けだけだよ、朔太郎」

「目を閉じると、やっぱりあなたの顔が忘れられない。思い出すのは、焼きそばパンを頬張った大きな口。顔をくしゃくしゃに崩して笑う笑顔。ムキになって膨れるけど、すぐに振り返って笑ってくれた時の優しさ。夢島でのあなたの寝顔。今もすぐ目の前にあって触れていたいよ。バイクに乗せてくれた時のあなたの背中の温もりが一番大切だった。あなたとのたくさんの思い出が、私の人生を輝かせてくれた。本当にそばにいてくれてありがとう。忘れないよ、あなたと過ごした大切な時間」「最後に一つだけお願いがあります。私の灰をウルルの風の中に撒いて欲しいの。そして、あなたはあなたの今を生きて。あなたに会えてよかった。バイバイ」
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