じゃがじゃが

世界の中心で、愛をさけぶのじゃがじゃがのレビュー・感想・評価

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
3.0
当時は本当にセンセーショナルだったのよ。今じゃ当たり前だけど、若い人が不条理に死ぬストーリーで共感や感動を得られるなんてなぜか誰も思わなかったんだよなぁ。
この映画をきっかけにして、日本映画はしばらく同じような作品が何作か出てきて、その度にそこそこヒットしてた。
アンチになりがちなんだけど、改めてこの作品を見直したら、一つ一つのシーンがとても丁寧に時間をかけて作られていたり、若者の無邪気さや純心さをうまく表現されていたりと、ああ、素敵な映画だなぁと率直に感動した。
でもやっぱり映画って難しいなって思うのは、こうゆう純愛を表現すればするほど、ストーリーを流しにくくなるってことなんだなぁ。とてもあっという間に感じるんだけど、反面、あれ、結局何か話は進んだの?何か解決したの?って最後は思ってしまった。