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世界の中心で、愛をさけぶのmuguetのレビュー・感想・評価

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)
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台風29号
カセット型ウォークマン
ラジオ投稿の嘘
人生で1番遠い場所
写真館で残す記念写真
お互いの誕生日
2回の埋葬


森山未來出演作映画第11弾。
森山未來と長澤まさみってモテキでも感じたけれど2人が並んでいる姿を永遠に見ていたくなる相性の良さがあるような。あらためて行定監督の作品全体の映像の質感や写し方がものすごく好き。彼の美学が映像に詰まっている気がしてうっとりする。忘れないでいることと、忘れてしまうこと。その人が死んだら、愛も死んでしまうのか。

亜紀が好きだと言っていた映画『小さな恋のメロディ』の主人公2人も大人からしたらそんなこと難しいでしょうって思うようなことも、困難さを全く疑わずただ突っ走っていくことが若さというものなのか今の私にはその姿がただ眩しく映った。カセットテープでのやりとりをするアナログさや「君が生まれてから私がいなかった時はないんだよ」って台詞が堪らなくすき。
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