まだ学生だった頃「パルプ・フィクション」が公開され、リアルタイムでこの映画を観た。
…若い時にそんな体験をしてしまったら、もうそれ以降の人生はこの映画の虜になるしかないぜ!
この映画の面白さを説明することはとても難しいが、映画という文化の集積に対する溢れんばかりの愛とリスペクトを名作からB級映画に至るまでフラットに語り尽くす、そんな語り口調とまるで音楽の様なグルーヴを持った映画と言えばいいのかな。
取り立てて言うほどの内容も無くメッセージも無くても、映画愛とセンスとアイディアが有れば面白い映画が成立し得るのだという衝撃。
VHSで、DVDで、そしてサブスクでもう何十回観たか分からないけど、今尚ますます面白い!
そして、自分にとってこれほど英語ネイティヴの人たちが羨ましく、眩しく感じられる映画は無かった。("Royale with Cheese“の発音を何回練習したことか!)
「Miserlou」が流れる忘れ得ぬタイトルシークエンスから、サミュエル.Lとトラヴォルタが振り返りながら短パンに銃を突っ込んだ後「Surf Rider」をBGMにファミレスから出て行くエンディングショットまで、ずっと痺れっぱなしで笑いっぱなしだぜ!
↓この曲を聴くといつもあのシーンを思い出して笑っちゃう。マーセルスを救出するブッチ(ブルース・ウィリス)カッコ良かったな!
Comanche / The Revels
https://youtu.be/D54wsAR5CAI?si=iva0SBXEquhw19F8