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パルプ・フィクションのマスターのレビュー・感想・評価

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)
3.0
古着が好きで、その中でもヴィンテージTシャツ・アニメTが良く好きなのだが、パルプ・フィクションのフロントTをよく目にしていた。最近レザボア・ドッグスを劇場で観たこともあり、パルプ・フィクションを観ることにした。

タランティーノ監督作品あるあるなのか分からないが、とにかくセリフは長回し。正直長すぎてつまらなく感じてしまうが、シリアスなシーンはとことんハラハラさせてくれる。映画全体がシリアスな空気感ではなく、かなりコメディな空気感が常時漂っているため、シリアスなシーンは際立って感じられる。タランティーノ監督はどれだけシリアスな映画もコメディに変えてしまう能力者(かも?)。

映画内で最も刺さったセリフは「自分は年と共に熟成するワインだと思っている。本当は酢になっていく野郎ばかり。年食ってよくなるもんなんかねえ。」だ。私自身、いっぱい映画観たらカッコよくなれる、何て浅はかな考えを持っている大学1年生である。そんなことを考えるよりも、とにかく面白そうな映画を見たい!、とただがむしゃらに観ていき、いつの間にか沼に足を踏み入れてるというようになりてえ。
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