のんchan

家庭ののんchanのレビュー・感想・評価

家庭(1970年製作の映画)
4.1
ようやく?今更?トリュフォー監督にハマっております😁💦
いや〜良い良い好き〜💕

観たい作品こそレンタル空きがないのはイライラするけど、もう順番通りでなくて構わないやという気分😅

トリュフォー監督自身の体験談を下敷きにして作られている「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズの4作目❗️

主人公アントワーヌ役はジャン=ピエール・レオが演じ、トリュフォーの分身と見做されている。


アントワーヌとクリスチーヌ(クロード・ジャド)は新婚。
集合住宅に住み、近所付き合いもそこそこ上手くやっているアントワーヌは花屋をしているけど、収入はお嬢様育ちのクリスチーヌのバイオリン指導で支えている感じ。その後転職するアントワーヌだが、舅、姑に可愛がられていて、自分も「妻とその両親に恋するんだ」と公言するのは良いこと。そんな関係あんまりないけどね💦
とにかく、薄っぺらい男アントワーヌにイラッとするけど、なんか憎めなくて笑えてしまう。
ジャケ写は2人のベッド🛏シーンだが、軽いキスくらいで身体の絡みがない。ってかクリスチーヌに拒否られ気味😂
クリスチーヌは堅物のまま結婚してしまい、遊び心を殆ど持ち合わせていないけど、アントワーヌは真逆。クリスチーヌのオッパイに名前付けたりする幼稚さにも笑えてしまう🤣

子供が産まれた日、クリスチーヌから1人になりたいと言われ、病室から追い出される。さすがに傷心で浮気に走るアントワーヌ。
それが日本人キョーコ(松本弘子:パリコレモデル)ってのが面白い。カタコトのフランス語なので意思の疎通が上手くいかずストレスが溜まるアントワーヌ😒
キョーコとレストランで食事しながら、クリスチーヌに電話を何度も掛けるアントワーヌ(実際にトリュフォーがした行動)
席に戻ったらキョーコの置き手紙がイカしてる💫
『勝手にしやがれ』の日本語😂
↑ゴダール作品のダジャレなんだとか😄

子育ても放棄して浮気しているダメ夫は痛ましい感じがするが、今作からはほぼ悲惨さはなく、コミカルな喜劇とさえ思えるところに、トリュフォー監督らしい冷徹なユーモアがあるのかもしれない、楽しみました😊


撮影はタッグ2本目のネストール・アルメンドロス⭐️
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