ふれり

ピンポンのふれりのネタバレレビュー・内容・結末

ピンポン(2002年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

サントラは好きだけど運動部の青春って苦手分野だなーと食わず嫌いしていた、、けど数年前に読んだ原作が意外とおもしろかったので初めて通しで観た。

映画だとやはりだいぶ駆け足で、幼馴染み三人のドラマをスピード描写するのがせいいっぱい?
努力を重ねた凡才は本気出した天才にはかなわないという身も蓋もない感じは原作にもいえることだけど、孔・風間に至っては三人よりさらに扱いが軽くて自信過剰のやられ役っぽいポジションに見えてしまったのは残念;;(時間の関係上やむを得ないんだろうけど)
ペコのミソ男っぽい映画オリジナルエピソード(時代かなぁ)は不要じゃ…と思ったけど、原作の苦手描写(デキルプレイヤーが何様な選民発言を連発、顧問が部活中にガラスの仮面ばりのひいきetc)もマイルドになっていたような。

実写ペコと実写アクマは個人的にははまっていると思った。実写スマイルも棒読み演技がスマイルの冷めたキャラに合っているのか違和感がない。
サムリーが演じるからか、原作では(たしか)普通話ユーザーだった孔が広東語を喋っていたのは私得!風の音が邪魔な屋上シーンが特に好きすぎて執拗に再生してしまった。

孔推しにはちょっと物足りなかったのでグチグチ書いてしまったけど、実写化成功例と言われるのはわかる。
スーパーカーの電子音が湘南の海と全力投球と相性良すぎ。飛び込みの静止画とFree Your Soulで幕開けるセンス大好きです。

(1.15 VOD)
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