このレビューはネタバレを含みます
スポーツ競技というものは、子供のころにスポーツを本気で取り組んだ人は分かると思うけれど、集団の中で人よりも技術の習得がはやい子どもが存在する。
彼らはだいたいアタマで考えてスポーツをやっているというよりは、センスが人よりズバ抜けている。それがペコみたいなタイプだろうと思う。
しかし、高校以上のレベルになってくるとセンスプラス、高度な頭脳処理を用いてスポーツをやらないと勝てなくなってくる。サッカーや野球、そして卓球もそうかもしれない。
本作は、センス派のペコが頭脳派に目覚めるというよりもセンスをもっともっと誰も追いつけないくらい高めて敵を倒す、という漫画らしいストーリーになっている。
俳優として圧倒的センスを持つ窪塚洋介氏主演。原作派の人は、もしかしたら窪塚洋介氏とペコはイメージが違うと言うかもしれないけれど、私は原作ピンポンがなにを伝えたかったのかだけにフォーカスすると、ハマり役だったと思います。
音楽がスーパーカー。劇中の、爽快にストーリーがテンポよくすすんでいく感じに合っている気がする。