サカイピロシネツキ

日曜日が待ち遠しい!のサカイピロシネツキのレビュー・感想・評価

日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)
4.0
映画をつくるのが楽しくてたまらない!という喜びが溢れてる。

特にヒッチコックへの敬愛と
女性への親愛と恐れおおさ、あこがれが顕著。

「アメリカの夜」でジャン・ピエール・レオーが繰り返し人に聞いて回っていた「女は魔物か?」の問いへの答えが用意されていて、これが最後の作品ていうのがなんだか良いなぁと思える。

トリュフォー本人曰く、これは土曜日に気楽に観られる映画/B級映画感が出るようにカメラマンに早撮りの指示をした、とのこと。
その辺の緩さやいい加減さ、最後の教会での子どものいたずらシーンなどの茶目っ気、素晴らしいムードをもたらす劇伴、すべてが映画を観るよろこびをもたらしてくれる。