映画をつくるのが楽しくてたまらない!という喜びが溢れてる。
特にヒッチコックへの敬愛と
女性への親愛と恐れおおさ、あこがれが顕著。
「アメリカの夜」でジャン・ピエール・レオーが繰り返し人に聞いて回っていた「女は魔物か?」の問いへの答えが用意されていて、これが最後の作品ていうのがなんだか良いなぁと思える。
トリュフォー本人曰く、これは土曜日に気楽に観られる映画/B級映画感が出るようにカメラマンに早撮りの指示をした、とのこと。
その辺の緩さやいい加減さ、最後の教会での子どものいたずらシーンなどの茶目っ気、素晴らしいムードをもたらす劇伴、すべてが映画を観るよろこびをもたらしてくれる。