manac

英雄の証明のmanacのレビュー・感想・評価

英雄の証明(2011年製作の映画)
2.0
舞台劇の台本をそのまま使って現代の映画を作ってしまったような不自然さ満開。
イーサン・ホークの『ハムレット』やレオナルド・ディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』も現代版だったけど、王を大企業の社長にしたり、2大勢力の大貴族をマフィアにしたりと、それなりのアレンジを加えていたが本作はそんなアレンジ一切なし。
そもそもの物語からして政治色の強いものなので、現代に置き換えること自体がハードル高そう。

テレビや新聞などがあり特に情報操作されている訳でもなく、様々な情報が入手できる現代の設定でこうも簡単に護民官に洗脳される民衆は少々どころか大分お頭が弱いのではないか。
執政官になるために傷を見せることに拘るのも古代染みた因習に固執し続ける田夫野人のようだった。
大体テレビ局のスタジオの観覧者が民衆って…。

民衆取っ払って、議員の派閥抗争とかで良かったように思うけど。


レイフ・ファインズのイギリス英語はセクシーだった。
お母ちゃんも貫禄が凄かった。
manac

manac