PERSPECTIVE

蜘蛛巣城のPERSPECTIVEのレビュー・感想・評価

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.6
ここから二つのマクベスを鑑賞したのだが、戦の扱いや忠義や友情といった日本人的なツボをうまく落とし込められていてとても話が分かりやすかった。つまり「日本人限定」マクベス入門には最適なのかも。

終始目がうるさい(褒めてる)三船敏郎と逆に変化を見せずに滅茶苦茶芯のある演技を見せる山田五十鈴の怪物コンビと、電子音楽を彷彿させる冷血な音楽で目と耳は十分満たされたはずなのに、どうにもワンシーンが無駄に長かったり逆に2度も3度も見せたりと長ったらしさばかり目立つ黒澤明の演出の弱さよ。
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