やま

蜘蛛巣城のやまのレビュー・感想・評価

蜘蛛巣城(1957年製作の映画)
3.7
あー凄い。黒澤映画はやっぱり凄いってなる。
圧倒的迫力で映画が終わる。

個人的に好きなのは冒頭と終わりの霧の演出。なんというかオシャレだなぁ。
全体的に霧がかかってる。
男ってのは早急に自分の野望を叶えようとする生き物の訳で、そんな男の目の前に預言者が出てきたら素敵な予言してくれたら早く叶えようとしてしまう。
話がいいってよりは、演出がいい。
やっぱり有名なラストはヤバイ。首に綺麗に矢が刺さる。そして夢潰えた男のラストの後ろ姿はめちゃくちゃかっこいい。あのシーンが一番良かった。
DVDケースの後ろにたくさんの兵の前で跪いてるシーンが載ってて、いいなぁいつ来るのだろう!と思ってたらラストかい!ネタバレやん!とか思っちゃいました。

演技も怖いのなんの、恐ろしいんだけど、一つ気に食わないのが全体的にキャストがなんて言ってるか全く分からん。能とかそういうのを取り入れてるらしいからその影響からかな?能とか歌舞伎とかもなんて言ってるか分からないし。まあ多分自分が子供すぎるのだと思う。
やま

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