世界を駆けるF1カーレース・ドラマ。
とにかくレース場面が凄い。本当に凄い。
CGが無い時代なので勿論全て実写、その大迫力といったら!
車載に空撮とありとあらゆる所からダイナミックにレースを撮ったカメラワークが圧巻で、ドライバー達が体感するちびる程のスピード感と迫力、レース会場のスケール感を見事にフィルムに焼き付けている。凄い、何度でも書きたくなるくらい本当に凄い。
今で言うとクリストファー・ノーラン監督がレース映画を撮るとなったらこういう風に撮るだろうな、というガチ感。
レーサーの男達と彼らを取り巻く女達との群像劇も王道の素晴らしさで、登場人物達の心情の描き方がとても細やか。
映画史が終わるまで残り続けるであろう、驚異の超大作。ラストシーンがいつまでもしみじみと心に残り続ける。