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「グラン・プリ」に投稿された感想・評価

ペイン

ペインの感想・評価

4.5
町山智浩氏がカーレース映画史上ぶっちぎりのベストワンと豪語していたが、たしかに無茶苦茶見応えしかない傑作でした。

『フォードvsフェラーリ』『ラッシュ/プライドと友情』等が好きな人は是非観て欲しい。

フィルムのざらつき、生のエンジン音、生のカーチェイス、やはり生身の迫力に勝るものはない。特にラストのカーレースシーンは鳥肌もの。3時間はやや長い気もしなくはなかったが、熱き男たちとその周りの美しき女性たちや取り巻きたちの人間模様も非常に丁寧に描かれています。三船敏郎がホンダのオーナーを思わせる“ヤムラ”役で出演。

先日観た『フレンチ・コネクション2』も大傑作だったが、やはりジョン・フランケンハイマー監督は武骨で骨太な王道アメリカ映画の名手だなとつくづく思う。その意味でも『フォードvsフェラーリ』『3時10分、決断の時』のジェームズ・マンゴールド監督はフランケンハイマーの大いなる継承者と思う。
時速290キロ。空気に穴があく?って言った?かなりおもしろかった。あちこちにいる観戦者も描き出されていて熱狂ぶりが伝わってきた。
1966年の映画だそうで。出てくる女性達が綺麗、上品、おしゃれ。
VHS二本立てで鑑賞。上映前に序曲が、途中で間奏曲が挿入されたのには感動した。CGなんて当然ない時代、60年代の当時のモナコで、当時のF1で実際に走行して撮影されたシーンの迫力とリアリティは凄かったし、貴重な映像。三船敏郎が本田宗一郎風のエンジンビルダーを演じているのも面白いし、かなり重要な役どころ。一応登場人物にはそれぞれ実在のモデルがいるみたい。ただ、ストーリーや人間ドラマは、オマケ感が拭えない。レースでドラマを描くのは難しい。ただ、総合的には満足感の高い鑑賞経験でした。
1960年代のF-1サーカス🎪を描いたフランケンハイマー監督の名作。出演者がとにかく豪華絢爛🤩イブ・モンタン、ジェームズ・ガーナー、そして三船敏郎!
三船敏郎は本田宗一郎を彷彿とさせる役回りだが、欧米の俳優と比しても遜色ない強烈な存在感を示している。
俳優陣も豪華だが、ストーリーはリアリティ色が強く、ドキュメンタリー劇のような内容。
ライバル同士の駆け引きと友情、F-1パイロットを巡る女たちの愛憎、各チームの野望、そして何よりも人間のスピードに対する欲望がそのまま形となったような葉巻型デザインのF-1同士の闘いと欧州のモータースポーツを支える圧倒的な群衆の熱狂!😆レースシーンは当時の最先端技術を駆使して撮影したそうだが手に汗握る内容💦。
CGなんかちゃんちゃら可笑しい当時の圧倒的な熱気がそのままフイルムを通じて噴き出してくる熱いドラマです🔥✊
因みにタイトルパックはソウルバス🚌
久しぶりに鑑賞。やはり、この作品はテアトル東京のシネラマで見るべきものだね。最後のイタリア戦でのバンクを走るレーサー目線のショットには痺れるよね。
一方でドラマパートは、イヴ・モンタンを中心に据えた大人なストーリーが中心だ。『007/サンダーボール作戦』でスペクターNo2ラルゴを演じたアドルフォ・チェリが引退を進めるシーンから本当に盛り上がったなぁ。また、怪我を負いながら復活したストッダードの意地を見せた所など見応え十分だ。しかし、ジェームズ・ガーナーのキャラが深掘りされていない所が残念だったかな。ラストのイタリア戦の直前にレーサーたちのブレスレットに刻印されている血液型を描写する所がとても嫌な予感をもたらすナイスな演出だったな。
また、本作は本来はスティーヴ・マックイーン主演で企画されていたが、それを時々夢想するけれども、どうもアロンの役は食い合わせが悪い様な印象だ。
脇には、三船敏郎にエヴァ・マリー・セイントとこれも豪華だ。
ジョン・フランケンハイマーの無骨な演出も成功した作品と言えるだろうね。
最後のデッドヒートは、『フォードvs.フェラーリ』でインスパイアされて、まんまだったので苦笑いしてしまったよ。
dadako

dadakoの感想・評価

-
積録消化。

最後のレースで思わず「えっ」と声に出てしまった。そんな。

フェラーリ的にこれでよかったんかしら&ホンダはなんで名前使ってないんかしら。
このレースの結果が(アナウンサーも語ってるように)ちょっと象徴的でおもしろかった。
レース中のドライバー視点映像がほんとにすごくて迫力があった。
非常にマッチョな映画ではあります(正直女関係に興味がない……)が、おもしろかった。
ついに見たよ!!見応えめちゃくちゃあるよ!とにかく男たちのドラマ!フォードVSフェラーリもそうなんだけど、みんなにドラマがあるよね!もう男泣きしちゃうよ!三船敏郎がまたかっこいいんだよ。でも英語吹き替えな気もした。アドルフォ・チェリが出てる。サンダーボール作戦では悪役ラルゴで、どう見ても悪いやつなんだけど、本作ではちょっと普通の人オーラがちゃんと出ててやっぱプロだな!って思った。

三船これ初ハリウッドなんだ!結構歳だよね。ジェームズ・ガーナーはそこまで主張激しくないのがまたなんか男のドラマって感じ。最初のレースの描写がだんだんだんだんレースの中に迫っていくようなカメラワークがたまらない。

北北西に進路を取れのエヴァ・マリー・セイントも久々にお目見え。素敵な人よね。恋愛事情も色々と描かれるが、みんなやることがある意味大人というか。ジェームズ・ガーナーもある展開ですげえ揉めそうな展開でも、スッと退場して、怒られない。怒られても良さそうな場面なのに。

とにかく最高です。レースのシーンも文句なしにかっこいい。
大木茂

大木茂の感想・評価

3.3
やっぱり昔の映画だから登場人物の顔がちょっと同じに見えちゃって最初は判別しにくい…

なんとなく
三船敏郎と組む主人公レーサーと
その主人公にトラブルで怪我を負わされ通い合ってない奥さんを取られそうになる兄の幻影を追う二番手
フェラーリと契約するかつての老レーサー
そして若い女を連れまわす新人
と基本4人で構成されていて妻や奥さん、愛人、彼女とレーサーの行く末並みに定まらん関係が多い

人生背負っちゃってるから一人一人のバックを4人分描写するから少しばかり中だるみするが
運転手視点のレース走行は今観ても迫力があるし大会も多いので結末が分からない楽しみもある

分割画面による回想などスピード感を保ちつつ感情移入出来る構成は今でも新鮮だった
akrutm

akrutmの感想・評価

4.6
F1グランプリの1シーズンを舞台に、レースに命をかける4人のF1レーサーの生き様や、彼らとともに生きる女性たちの悲哀を描いた、ジョン・フランケンハイマー監督のスポーツ・ドラマ映画。開幕戦のモナコ・グランプリでのチームメイトの事故の責任を負わされてジョーダンを解雇される米国人ドライバー・ピートを演じるジェームス・ガーナー、フェラーリの名ドライバーであるがキャリアが終わりつつあるフランス人ドライバーを演じるイヴ・モンタン、ジョーダンを解雇されたピートをヤムラ(ホンダがモデルなので、三船敏郎は本田宗一郎役ということになる)という自分のチームにスカウトするオーナー役に三船敏郎(本作がハリウッド映画初出演)と、なかなか出演者は豪華である。

人生の様々な悲喜を個々のレーサーのストーリーに折り込みながら、F1レースの過酷さや、彼らを支える妻や恋人の心情もきちんと描かれていて、映画全体としてとても厚みがあって、鑑賞者を飽きさせない。最後の結末もドラマティックである。また、映画の冒頭から映し出されるモナコ・グランプリのレース映像、特にレーサー視点からの映像の圧倒的な迫力が本当素晴らしくて、映画の中に知らずと引き込まれてしまう。(モナコ、行きたい…)この時代(公開は1966年)にこのようなハイレベルの映像を撮影したこと自体に凄い!当時の実際のF1中継では車体カメラによる映像は使われていなかったことからも、本映画のレベルの高さが伺える。4人のレーサー役の俳優たちは実際にレーシングスクールに通ってレーシングカーを運転できるようにしたというから、俳優たちの意気込みも凄い。特にジェームス・ガーナーの上達はすごく、レースシーンは全て自分で運転したとともに、実際のミニレースに出場するほどの腕前になったそうである。

女性陣も綺麗どころが揃っているが、個人的に注目したのは、イブ・モンタンのチームメイトである売出し中の若手ドライバーの恋人を演じた、フランスの歌手・女優のフランソワーズ・アルディ。そういえば最近再鑑賞した『』にもちょい役で出ていたが、まだ20代前半の初々しい感じがグッド!同世代のジェーン・バーキンと雰囲気がよく似ている。

とにかくF1が好きな人はmust-watchな映画であるし、F1に興味のない人でも十分に楽しむことができる珠玉の映画である。
HK

HKの感想・評価

4.0
F1レースの世界を描いたジョン・フランケンハイマー監督(『影なき狙撃者』『ブラック・サンデー』)作品。
ジェームズ・ガーナー(当時38歳)、イブ・モンタン(当時45歳)、エバ・マリー・セイント(当時42歳)、三船敏郎(当時46歳)などが出演した3時間の大作です。
CS録画したまま長らく放置していましたがようやく鑑賞。

F1にもレースにも興味はなく車の知識もほとんどない私ですが映画はとても楽しめました。
米英仏伊の4人のレーサーの友情・確執・対決等を描いたフィクションですが、日本チームのオーナー役の三船敏郎は当時F1に参戦していた本田宗一郎がモデルとか。
全体の約半分を占めるレースシーンはCGも無い時代ですがリアルで迫力満点。
素人目ですが最近の映画のレースシーンと比べても孫色ないと思います。
ソール・バスによるオープニングもカッコイイし分割画面も印象的です。

で、残り半分のドラマ部分は各レーサーの女性関係がほとんどです。
車に乗ってないときはどのレーサーも色恋オンリーと言ってもいいほど。
最初は映画のバランスとしてどうなのと心配でしたが、さほど違和感なく乗り切れました。
エバ・マリー・セイントは若い頃よりこの頃の方が好み(私見です)。

しかし当時のF1は本当にエンジンむき出しの細長い車体にタイヤがついただけで”走る棺桶“とはよく言ったものです。
「〇〇〇キロのスピードで壁に激突する自分を想像するレーサーなんていない。レーサーは想像力が乏しいんだ」というイブ・モンタンのセリフも印象的。
私はジェットコースターも嫌いですし絶対乗りたくありませんが。

音楽はデビッド・リーン作品など大作のイメージが強いモーリス・ジャール(『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』)。本作も民族音楽を思わせる楽器の使い方がいかにもという感じ。持ってた複数のサントラオムニバスLPに重複して入っていたためテーマ曲は何度も聞いて知ってました。
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