doremifa

母たちの村のdoremifaのレビュー・感想・評価

母たちの村(2004年製作の映画)
-
女子割礼廃止に動く最強のシスターフッド映画。主人公のコレ、超カッコいい。

モスク、蟻塚、積み重なるラジオ。外部への唯一のアクセスであるラジオが男たちによって燃やされ黒煙が上がる中、女たちはブチ切れる。気の弱いコレの夫が根性見せる。外を知ってる人間の傭兵とフランス帰りの婚約者が言い合いになる。彼らが運動を先導するのかと一瞬思うが、コレの根性によってフランス男が逆に一歩踏み出す。児童婚の話もチラッと出てくる。第一夫人かっけえ。悪しき伝統の割礼を阻止するとっかかりがこれまた伝統的な呪い的なものなのが良い。西洋的な価値観に影響されての反対ではない。

女子割礼なんて男の皮切るのとは桁違いにやばいわけで、映されはしないものの泣き叫ぶ女児の声だけで辛い。

ラストショットがアンテナ。
doremifa

doremifa