Jeffrey

生きるべきか死ぬべきかのJeffreyのレビュー・感想・評価

生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)
3.0
‪「生きるべきか死ぬべきか」‬
‪冒頭、第二次世界大戦の中。1939年のポーランド、ワルシャワにヒトラー登場、演劇、劇団トゥルー一座の看板女優マリア。地下組織、脱出…本作はE.ルビッチのオリジナルアイデアから作られた作風でかなりの反ナチが伺える映画で、多分監督のドイツで過ごした体験を描きつつマックスラインハルト劇場への思い出をも映す。数年前に一度鑑賞したが、正直あまり楽しめた記憶が無く、2kで発売されるとの事で再鑑賞したがかなり台詞があって字幕読むのに疲れる…が面白い。本作は1942年の米国映画だが、まだ戦争中にヒトラーを喜劇的に笑い者にした作品を制作するこの度胸、色々調べると監督はユダヤ人らしい。主演の女優C. ロンバードの芝居は素晴らしく本作をより良くしてる。だが彼女は22人全員が死亡した飛行機事故で33歳の若さで亡くなった…非常に残念である。物語は第二次世界大戦直前にドイツの侵攻が始まり、ワルシャワを舞台にシェイクスピアのハムレットを上演していた劇団が諜報戦に巻き込まれ大奮闘する迄の展開を描く傑作喜劇だ。‬ ‪物語を考えた作家レンジェルが凄い。ハンガリーにこんな一材が居たとは…原案、脚本共に監督と作り上げた本作はこれからも傑作と言われる喜劇映画になるまだ未熟な年頃に観てしまい意味合いが理解出来なかったが改めて見れて幸せだった。‬
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