Hamm

ターミナルのHammのネタバレレビュー・内容・結末

ターミナル(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ほんの数時間のうちに祖国がなくなり、分からない言語の国の空港に閉じ込められる。不安で仕方ないはずなのに、ガイドブックで英語を覚えてテレビのニュースを理解したり、カートを回収して食費を稼ぐ主人公に感心した。67番ゲートを暮らしやすいようにしたり勝手に壁や洗面台を綺麗にして、限られた条件に適応していく姿がとても素敵だった。
クラコウジアにもアメリカにも属しない狭い世界での出会いと別れがおもしろかった。最後お父さんとの約束を果たすところまで描かれていたのがよかった。

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トム・ハンクス主演作を観たのはこれが3作目。フォレスト・ガンプ、グリーンマイルと同様、「静かで芯の通った、愛が溢れる男」がとてもよく似合うと思う。

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もう1年近く行っていない空港のターミナルがとても新鮮で懐かしくなった。出発前のドキドキや到着後のワクワクを次味わえるのはいつだろう…次ターミナルを訪れるまでそれらを楽しみに、自粛生活という限られた条件を楽しみながら暮らしていきたい。
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