トム・ハンクスがノンネイティブっていう、いわばそれだけで「ネタ」という映画。文法とかわざとぐちゃぐちゃにして喋ってて、「演技良く頑張ったねー」とクスッとなる。「英語うまくなるの早過ぎやろ」とか突っ込みたくなるけど、それ以上にこの映画に入り込め無い理由は、通関別室の雰囲気が全く再現されてないところ。
アメリカで働いてた頃、海外から戻ると毎回別室に通されていた身としては、あの、人権を無視した通関審査官の態度や、別室の掃き溜めのような雰囲気が全く再現されてない気がしていて。もっと外国人の気持ちになってインタビューしてから作った方が良かったんじゃ無いスピルバーグさん?と言いたくなる。
この映画はスタンリー・トゥッチの役所も中途半端(演技はいけてる)で、お勧めする程では無いかな