たかり

ターミナルのたかりのネタバレレビュー・内容・結末

ターミナル(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

将来は日本ではなく海外で生活したいと思ったりする。
高校生の時の夢はカナダのイエローナイフで生活をすることだった。
イエローナイフの森に住むオーバーオールを着こなす大柄なおじさんに頼みこみ、住み込みで毎日早朝からメープルを絞り、朝食はパンケーキ、夜が来る前に仕事を終える。単調な仕事を繰り返し、たまにアイスホッケーを観に行ったりバーで豪快に酒を飲む。日本では見たことないような針葉樹林帯の中四季を過ごす。オーロラも見れる。そんな生活に憧れていた。
空港で生活するのは無理だ。映画の基になった話では17年間空港生活だったというスパルタ地獄。当時はスマホもないし自分だったらパニックに次ぐパニックで何も考えられないだろう。しかし主人公はメンタルが強くそしてタフだ。これだけどん底の状況に叩き落とされた人に対して空港の人は冷たいとは思ったが、それを味方にしていくトムハンクス。「自分コミュ障なんで。」などと言うことでコミュニケートを他人任せにする人がいるが、もしこの映画の主人公がそのような人であったらストーリーは変わっていただろう。日本人は海外の人と比べ内気な性格が多く、自己主張の小さい人種らしいが、もし彼が日本の空港で母国に帰れなくなったとしてもストーリーは変わっていたに違いない。
卒業旅行で主人公のような境遇にあわないよう願うばかりだ。
たかり

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