千年女優

バイオハザード IIIの千年女優のレビュー・感想・評価

バイオハザード III(2007年製作の映画)
2.5
アンブレラ社のT-ウイルス漏洩でバイオハザードが発生したラクーンシティで、仲間の逃亡を助けるも社のアイザックス博士に囚われクローン開発実験に利用されるアリス。ウイルスにより全域が死の世界となった地球で、施設を抜け出した彼女がクレアらわずかな生存者と共に微かな希望求めてアラスカを目指す様を描くシリーズ第三弾です。

興行収入一億ドル以上のヒットが当たり前となったポール・W・S・アンダーソン&ミラ・ヨヴォヴィッチによるドル箱シリーズの続編で、前作のジルに引き続き本作ではクレア・レッドフィールドがゲームから採用され、前作の市街地戦&アリス超人化のアップグレードに負けじと日中の砂漠戦&アリス超能力人間化へとチャレンジしています。

クローンに超能力と吹っ切った割に肝心のバトルやアンデット描写のインパクトは前作から目立ったアップデートはなく、『マッドマックス』まんまな荒廃した世界観も、いかにもヒッチコックの『鳥』なカラスアンデッドもオマージュと言えば聞こえはよくても新鮮味に欠けて、荒唐無稽と言うより「なんでもアリス」という印象の一作です。
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