静

イントゥ・ザ・ワイルドの静のレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
5.0
数少ない☆5.0。個人的にはアカデミー賞を受賞していても全くおかしくない海外ノンフィクションの名作。

ソローやトルストイに影響を受け、人生の本質を求める主人公クリスの極めてストイックな思想と大胆な行動。所々でハッとさせる台詞・気付き・共感。辿っていった旅を巡る深い体感。一度や二度では分からない その深さを知るため 原作小説も購入しました。

原作日本語タイトルは『荒野へ』。著者はノンフィクション作家のジョン・クラカワー氏。彼の雑誌連載に対して全米から届いた多くの反響と、そこから新たに判明していったクリスとリアルに関わった人達、そしてさらに突き詰めていった膨大な取材とディテールから描き出された奇跡的な映画なのだと分かりました。

( Primeなどのオンデマンド配信がないため レンタルDVDにて視聴。原作もKindle電子書籍がまだありません。もっと多くの人にこの作品を知ってほしいものです。)
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