緩やかさ

イントゥ・ザ・ワイルドの緩やかさのレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
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事前の知識無しでペン監督作だから観ました。

比喩的なタイトルかと思ったらガチで荒野へ行く話だった。

とても学びのある映画です。
観る人によって学びの内容は違うと思う。

主人公のほかに妹の目線必要かな、、?と序盤思ったけど、両親の悲しみを描くのに不可欠だった。

息子が何も言わずに失踪してから人が変わったように憔悴していく家族。
路上に崩れ落ちるウィリアム・ハート演じる父親の姿には胸が引き裂かれた。

親を誰よりも幸せにも悲しませることもできる人は私(あなた)。

この世に生を受けたなら、たとえいろいろなことがあったにせよ親を悲しませてはいけない。


孤独に暮らす頑固な老人(ハル・ホルブルックが素晴らしい演技)がアレックスを送り出す時の美しい涙に心を打たれた。
血縁を超えた結びつきが確かに生まれていた。
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