おちゃ

イントゥ・ザ・ワイルドのおちゃのレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
4.5
両親との根本的な確執から、物質主義的な文明社会から離れて、最終目的地アラスカに向かって旅をする。
大自然を背景に、旅の途中で出会う人々とする会話。本当の幸せは人間関係の中だけでなく、新しい発見をすることでみつけられるものだ。キャリアは20世紀の遺物。
頑なに信念を貫き通し、身体的にも強くなり、信頼する作家の本を読み、真理を追求してきた。しかし自然には抗えなかった
幸せが現実になるのは誰かと共有する時だ。最後の最後で気づいてしまうけれど、きっと荒野に出ないと気づけなかったこと。新しい発見(=自己実現)を求めるばかりに、人々との別れ際のあっさりさが、彼が今まで人間と向き合う中で本当の幸せを見つけられなかったことを物語っているようだ。出会う人たちの反応があまりにも対照的。彼の生き様はたくましいけれど、とてもハラハラする。強すぎる意志は時に暴走する。制御不能なまでに

The freedom and simple beauty is just too good to pass up...
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