社会のシステムに疑問を抱く青年が"自由"と"真理"を求めて旅に出る物語。さまざまな人との出会いを経てたどり着いたアラスカの荒野で、本当の幸せに気づく。
主人公に感情移入できるかどうかで評価が分かれると思う。確かに家族に対する反発や社会への不信感は理解できる。けど、客観的に見れば青臭さの抜けない頭でっかちな青年でしかない。
むしろ道中で出会う人たちの優しさが印象的だった。生き方そのものを否定することなく、視野が狭まってる主人公に人との繋がりがいかに大切かを伝えようとしてるのが良かった。まあなかなか伝わらないんだけど。