ボズだけが生きている感じがして抜きん出て不思議な魅力を放っていた。
2000年の映画なんだね、もっと古く感じた。劇中の1971年の雰囲気を表現するために特殊なフィルムを使ってる(?)らしいね。
戦争映画の訓練風景にありがちなパワハラ全開のいじめ、しごきが展開される中でも上官に対して平然と反抗し続けるボズの姿が戦争自体をくだらないものだと嘲笑っているように感じた。
戦争に疑問を持っている徴兵された兵士を法の抜け道を教えて除隊させてあげているのを見て、ブラック企業から抜け出せない人を退社させてあげているような感覚と重なって見えた。
真面目に気を張り続けていたら壊れてしまうかもしれないから多少気楽に生きていきたいね。