サイカツ

ブルース・リー/死亡の塔のサイカツのレビュー・感想・評価

ブルース・リー/死亡の塔(1980年製作の映画)
1.5
「死亡遊戯」のように、撮影途中でブルース・リーが死んでしまったために過去の作品や替玉を使って作品を完成させるのは理解できるが、ブルース・リーの素材が何にもないのに、それをやろうとした今作は単なる詐欺。

前半のブルース・リーの場面は分かりやすいつぎはぎだらけで違和感ありまくり。

リーが高僧と話すシーンは元々「燃えよドラゴン」の未使用シーンだったのだが、後に「燃えよドラゴン ディレクターズカット版」で使用されたため、全く同じシーンで台詞のみ違うという妙な事が起こっている。

リーが退場した後半もライオンの着ぐるみと戦ったり、おかしなアジトで戦ったり、昔の特撮ヒーロー物を彷彿させる作り。

主演のタン・ロンは結構すごいアクションをしているのに気の毒になる。

しかし、そういうツッコミ作品という点ではかなり楽しめるかも。
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