選ばれた12人が、ある日100億円渡されて
それで日本を救え、と言われる話。
加えて、主人公は記憶が無いところからスタート。
アニメから続いている話なので、
アニメ未見だと意味が分からないと思います。
観た後、まず感じた印象は、
設定はすごくワクワクするが、
話が思想的なのでとっつきにくいということ。
12人のスタンス(価値観)が掴みづらいので、
そこが理解できないと、
100億円の使い方もピンとこない。
主人公の記憶が無い理由も腑に落ちない。
鑑賞後にネットで調べて
ようやく何となく腑に落ちた。
要は、
既得権益世代と、
今の社会に閉塞感を感じてる若者世代との闘い。
スクラップアンドビルドの思想
(=既得権益をぶっ潰す)で
日本にミサイル打ち込もうとするやつもいる中で、
主人公は、両者の間に立って何かを成そうとする。
しかも、どちらからも批判される
スケープゴートを買って出るので、
そこが分かる人には感動的らしい。
ただ、個人的には
そもそもスケープゴートになる必要性と
主人公の行動に対する社会の反応が
いまいち理解できなかったので、
話に乗り切れなかった。