そまたま

ウォーリーのそまたまのレビュー・感想・評価

ウォーリー(2008年製作の映画)
4.0
無機質なものに命を吹き込む。これこそピクサーの真骨頂。

現代社会を批判しつつも、人間賛歌であるという、物語の巧さ。
最後はベタすぎるけど、そのベタさすらも許容できるほどに、物語の終盤には誰しもウォーリーとイブのことが好きになってしまう。

人間で描くと愚鈍に見えてしまうウォーリーのキャラクター性、見事に無機質なものに命を宿すことでその無垢さに違和感を感じさせなくする術は、アニメーション表現の賜物。
ピクサー恐るべし。

2019-65
そまたま

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