そまたまさんの映画レビュー・感想・評価

そまたま

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怪物(2023年製作の映画)

4.7

人生ベスト級。
映画を観る喜びと意味が詰まっている。
怪物はどこにいたのか?社会なのか?観客なのか?そんなものは自分達が作り出しているにすぎないのか?
物事をある側面だけで判断することの危うさと、そう
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

徹夜明けでコンディション悪かったのもあるが、あまり乗れなかった…
着地が想像通り、自分にとっては自明すぎたかな〜

非常宣言(2020年製作の映画)

4.2

面白かった〜。自己犠牲を選択する部分は賛否ありそうだけども、決してそれを観客に押し付けづに観た後に考えさせてくれる。余白の塩梅がちょうど良い。
犯人に明確な動機がなく、まさに災難としてテロを描くことに
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.4

うーーん、扱ってるテーマやメッセージはとても素晴らしいと思うんだけど、いまいち乗れなかった。
犬が流氷に突っ込むシーン…
エンドロールで、動物虐待はしてませんって明示されるのも味わい深い。

2022
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

こんなに上がるオープニングは無い。
アニメーション表現として卓越している。

2022-34

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.4

新海誠が、君の名は以来、天気の子を経てどのように震災を描くのかに興味があった。
特に、天気の子で、東京を海に沈めた新海誠が、本作においてどの様な結末を描くのか。

結果的には…とても凡庸な、あー、また
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.9

親と子にとって血の繋がりとは何なのか?
是枝監督のこの後の作品にも生きているテーマ。
この後の作品では血の繋がりを超えた家族の在り方を模索する訳で、是枝監督のフィルモグラフィーを俯瞰すると本作品の見方
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.2

是枝監督の願いが詰まった映画。

1回目観た時は正直物足りなさを感じた。
それは是枝×韓国フルキャスト→パラサイトの様な、社会の闇を糾弾するような刺激的な展開を望んでいたからなんだと思う。

しかし、
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余命10年(2022年製作の映画)

3.8

この手の作品は普段観ないが…藤井道人ということで鑑賞。ラストシーンではちゃんと泣けるぐらい良い作品だったし、こういうので泣けるようになったのかと、、少し歳を感じる…。

内容的には想像通りだったが、意
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

思ったよりグロ描写多めで白石和彌らしさ全開。
一人で観に行くことをオススメする。
お得意の、善と悪の二項対立を揺さぶってくるのがたまらなく心地よい。

#2022-15

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

4.0

世の中の闇は深い。しかし闇の深淵は常に我々を覗いている。この物語の中に登場する、一般的に悪と括られる人達を我々は断罪できるのか??
彼らを一方的な悪と決めつけられることは不可能だ。
全ては文脈により決
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.7

理性と感性と本能のバランス。一番大切にすべきはそこから生まれる自分の感情だが、それが世の中的な規範とにズレてしまった時にどうすべきか。
答えはない。

苦悩の末に、1人でもそんな自分を受け入れてくれる
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

情報量多いから疲れた…
ジョーカー路線が当たったから、しばらくはこの流れで行くのかな。
明確な答えを出さずに問いで終わるのは良いけど、ヒーロー物が合わなくなってきてるな〜と思ってしまう。

2022#
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.8

物語は淡々と進むが、後半意外な展開へ。
怖いねぇ〜。フィルがピーターのために尽くそうとするとこも彼の最期と照らし合わせると切ない。
母親に縛られるな!自分の道を生きろ!ってよく言われるセリフ、これと真
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

今の世紀末感からするとこの映画で描かれていることが決して絵空事でないと感じてしまう。
恐ろしい。ラスト15分、画面から目を逸らすことができない。

2022-11

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