人を凶暴にするウィルスの感染が広がり、人類がほぼ絶滅した世界でのサバイバルを描いた物語。
荒廃した大都会の街並みはこの手の作品の見どころとして魅力的な映像を見せてくれていますし、たった1人で生きていく中での相棒の犬の存在も良かったです。
前半の犬を追いかけて暗闇に入って行くシーンの緊迫感、ライトの先に何かが見えた時の恐怖感はとても良かったのですが、いざその姿がはっきりと登場した時のビジュアルと動きのガッカリ感はそれを帳消しにするものでした。
生存者と出会ってからのグダグダ感と、主人公の情緒不安定さは、どちらのパターンのエンディングであろうと残念な失速と着地だったと思います。
