しぃちゃん

アイ・アム・レジェンドのしぃちゃんのレビュー・感想・評価

アイ・アム・レジェンド(2007年製作の映画)
2.3
【またキリスト教か】

後半に母子が突然現れて急展開を見せる
『アイ・アム・レジェンド』は劇場公開版
とは別のエンディングもあるのだという。

まずこの母子の母親のアンがまぁ図々しく
更に少々足りない頭の持ち主でイライラ
させられるが、そこは置いといて、、、
アンのセリフは特徴的で、バックボーンに
あの宗教が見え隠れしている。

今まさに人類が絶滅しかけているのは
「神様の計画によるものだ」と言って
憚らない。そう、あの宗教には再生計画
が存在するのは御存知の通り。

信者には刺さるんだろうが、例の言葉
「信じる者は救われる」は言い換えれば
「信心無き者は皆殺し」を意味する何とも
身勝手なジャイアンみたいな言い草。

本作もこのキラーワードが物語を牽引
していて、主役のネビルは妻と娘を失い
「神はいない!いないんだ!」と叫ぶが
結局は「信じる者は救われる」に落ち着く。

で、前述したもう一つのエンディングは
公開直前に今回のものに差し替えられた
のだが、理由はいわゆるキリストの
“死をもって伝説になる“をフォーカス
したかったのではないか。

ぬるく生き延びて目的地にたどり着くより
「虎は死んで皮を残し 人は死んで名を残す」
にもあるように、壮絶に散った方がキリスト
教の国にはしっくりくるのだろう。

信者の方には申し訳ないが気持ち悪いと
いうのも分かってほしい。下記の映画も
中々の宗教の気持ち悪さが出ている。



映画『ミスト』はスティーヴン・キングの
1980年の中編小説『霧』を原作とした
2007年のアメリカ合衆国のSFホラー映画。

『ザ・ウォーカー』は2010年のアメリカ映画。
製作には『マトリックス』シリーズで知られる
ジョエル・シルバーが参加している。



(因みに私はどの宗教団体にも属して無い)
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