感染症(凶暴なゾンビ化)により、自分だけ免疫があり、ただ1人自分だけ生き残った世界。飼い犬と共に毎日出かけ、都会に降りてきた野生動物をニューヨークの街中で狩しながら、人類復活のため、抗体成分の実験を続けている男の物語。
廃れたニューヨークを爆速で車で駆け抜けたり、ビル街に向かってゴルフを打ち続けたり、レンタルビデオ屋さんに通って好きなものを持って帰って家で見たり、狩猟をしたり。主人公の大都会でたった1人の生活が自由気ままで羨ましかった。
仕事なんて概念がなく、ただ研究の合間の時間を持て余しているような、これぞ真のフリーランスだなあという感じがした。
ゾンビの表現も面白かった。明るい場所に出られない制約はあるものの、ゾンビ化してから徐々に知能をつけはじめて、罠も仕掛けられるようになっている。
全体の評価はあまりよくないみたいだけど、自分としては自由な時間を主人公と体感できて楽しかったし、生きる目的がゾンビ退治の世界は改めて良いなあ思えました。高評価。