中島晋作

折鶴お千の中島晋作のレビュー・感想・評価

折鶴お千(1935年製作の映画)
5.0
学問を修めるためには金がいる。その金をどう稼ぐのか。人間は、ほんとうのみじめに陥ると地べたに這いつくばって泣くのだと見せつけられる。自分たちを憐れんでくれるのは仏様だけ。折鶴が飛び立ち、山田五十鈴の魂は消え去る。男に尽くして破滅した彼女は最後、男は畜生だ、獣だ、と暴れ叫ぶ。
中島晋作

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