『うる星やつら』の劇場版。5作目(なのかな?)
1~4作目の劇場版がオリジナルストーリーだったのに対して今作は漫画の最終話近辺の話。
なので当たり前っちゃ当たり前だけど一番”うる星やつら感”があり、1~4作目にあった仄暗さやSF・ホラー・哲学的な内容やアートな雰囲気は無くドタバタラブコメディしているのが特徴。
他の作品は『うる星やつら』の漫画もアニメも観ていなくてもある程度キャラを知っていれば楽しめると思うが、今作に関してはそうもいかないので、漫画かアニメはチェックしてから観るべし。
話は原作通りだが劇場版らしく映像は中々派手で、オリジナル要素もいい塩梅で入っていて良い。各キャラクターを活躍させようとしているところや、原作だけでなくアニメ版に対するリスペクトも感じられたのが良かった。
ルパとカルラはデザインもキャラクターも声優もGood
塩沢兼人合ってないかと思ったけど最高。
そして初代ランちゃんの声めっちゃ好きだったのでこういう形でまた出演してくれて嬉しい。
今までの劇場版はどうしてもオリジナルキャラが弱かったのでやっぱり原作は偉大だと言うことを思い知った。
後半の展開は原作を知っていてもエモーショナルで泣きそうになった。
私的な話だけど邦画を連続100本観ようと思い立ちここ3ヶ月ほど継続してきて今作が100本目だった。思いつきで始めた企画だったが良い作品で締められて良かったと思う。